加賀美幸子さんの講演。
2009年 06月 02日
アナウンサー(元NHK) 加賀美 幸子さんの講演に行ってきました。
特に印象的だったのは、「主人公と通行人」 というお話。でした。
加賀美さんのコラムより・・・
ドラマには必ず主人公があり、その他に、取り巻く人々、ただ通りすぎる人々などがいる。
映画や舞台の脚本家である、ジェームス・三木さんと最近対談したとき、
魅力的な主人公の条件とは何かを。語って下さり、当方、目から鱗の思いがした。
劣等感を多く深く持っていない人は主人公にはなれない。
そのことで悩み苦しみぬき、でもそれを乗り越えていく、どう乗り越えるか。
その人間性に人々は共感し、同時に励まされる。
劣等感の諸々の原因はどうする事もできないけれど、
それを見つめ、負けないで補ったり転換したりしてプラスに変えていく、
又、苦心して考えたり行動することも、人間としての魅力に繋がるものと強く信じている。
「劣等感がなかったり、あってもトライせず、やっかいなことはしたくないと通り過ぎる人、
それはドラマの中でもただの通行人にすぎない」と三木さんは仰る。
・・・・大事な自らの人生の舞台では、常に主人公でありたいものである。・・・・と。
もう一つ、アナウンサーとしての仕事についてのお話。でしたが・・・
たえず時代の流行や周りの評価が変化して行く中にあっても、
自分のやり方でいつも変らない気持ちで誠実な仕事をしていれば、
きっと、誰かがそれをちゃんと見ていてくれる。もの。と信じて・・
そんな風に自分を励ましながら、仕事をしてきました。と話しておられました。
ジャズにも、誰かが自分を見ている、(これは恋のことですが)
Someone to watch over me と言う曲があります。
by hanapiano
| 2009-06-02 07:39